発根管理

発根管理

根がない植物を発根させる作業のことをいいます。
特にベアルート株や親株の根元から出たカキコを育成する際によく使われる言葉です。
発根管理には、水耕栽培、土耕栽培、水苔栽培などがあります。

水耕(すいこう)栽培

アガベの根を常に水に浸けた状態で発根させる方法です。透明な容器に水を張ることで、発根状態をいつでも確認できることがメリットです。

土耕(どこう)栽培

発根中の株は免疫力が弱く病気になりやすいため、熱湯消毒などをおこなった有機物が入っていない無菌の土を使用します。
手間がかからないので、多くの株を同時に管理する際に向いていますが、水耕栽培と違い、根の成長具合を確認できないのがデメリットです。

水苔(みずごけ)栽培

水苔に植えて発根させます。
水苔には中身がなく透明な細胞がたくさんあり、スポンジのような構造になっています。乾燥した状態から見て20倍もの保水力があり、非常に保水性に優れています。 また抗菌性も高いことが特徴です。